電動えんぴつ削りを修理(?)した。
我が家の鉛筆削りは電動なのですが、急に動かなくなりました。
普通、えんぴつを差し込んだらスイッチがONになると思いますが、鉛筆をさしこんでもしーんとしたままです。
動かなくなってしまった。
4歳の子供がぐりぐり鉛筆を削ってるので、また無茶な使いたかたをしたのだろうと思います。
しょうがないので、修理を試みました。
とりあえず分解しました。
単純な構造ですね。
青丸のところがスイッチになっているようです。
シーソー的な部品で、スイッチが常時押されています。
ちょっと危ないですが、この状態でコンセントにつないで、シーソーの反対側を押してみると、スイッチを押している部分が離れ、ちゃんとモーターが回りました。
鉛筆も普通に削れました。
というわけで、以下が判明。
- つまっているわけではない。
- モーターも動く
- 不具合化箇所は、スイッチ周辺
矢印のところを押すと、丸のところのスイッチが入ります。
えんぴつを差し込むと、矢印のところの棒が、右側に少し引っ込むのですが、スイッチを抑えているシーソーの部品は動きません。
手で押す際もかなりの力で押さないと動かないので、安全装置がかかっている状態のようです。
よーく見ると、シーソーの部品を、カッターの先みたいな形をした部品が押さえています。
この部品は、縦に配置されているバネで押さえられているので、このバネを外してみました。
この状態で、シーソーを抑えていた部品を、この写真で上側方向にスライドさせておくと、鉛筆を差し込むだけでうまくスイッチが入ります。
スイッチ自体は、常にONになろうとしているのですが、それをシーソーが押さえている格好になっています。
シーソー自体は、写真だと水平方向に配置されている棒で常に押されているので、これでスイッチをOFFにしています。
えんぴつを差し込むと、棒が右側に引っ込むので、シーソーの抑えが緩んで、スイッチ自体がONになろうとする力で、ONになる、という仕組みのようです。
さて、とりあえず安全装置を解除しておけば、普通に運用はできるようになったのですが、何で安全装置がかかったままになってしまったのでしょう。
外したバネに打ち勝つくらいの力で、今スライドさせている部品を押し上げておかないといけないのですが、これがなかなか分かりませんでした。
よーく見ていると、
削りカスをためる箱の一部に、割れた後がありました。
この箱を入れていないと、安全装置が働いて、鉛筆を入れても動作しない仕組みになっていたようです。
この箱に本来ついていた突起が、矢印の部分を押し上げ、シーソーを抑えていた部分も上側にスライドし、安全装置が解除される、という仕組みです。
というわけで、削りカスが入る箱に、元通りの突起をつければ、元通りになりそうです。
しかし、この安全装置についているバネがけっこうな力なので、しっかり突起を作らないと、うまく動作しないような気がしました。
・・・外すか。
確かに削りカス入れをセットしない状態で動作させ、下から手を突っ込んだらけがをします。
でもそれをしないように、気を付ければいいのかなと思います。
なので、バネを外した状態で安全装置を上にスライドさせておき、マスキングテープで止めておきました。
削りカス入れをセットしない状態でも回ってしまいますが、とりあえず使うことはできます。
子供だけで勝手に使わさないように気をつけないといけませんが、ひとまず修理(?)完了ということにしました。
あんまり真似しない方がいいやり方ですね。
もしやるときは自己責任でお願いします。
タカハシ EM-10 USD
気が付いたら3か月も更新をさぼってました。
仕事が超絶忙しくて、余裕がなかったんです。
休みの日は子供たちの相手をしないといけないし。
だんだん成長してきて、子育ても落ち着いてくるのかと思いきや、彼らの体力がついてきたことで、親はより疲弊している感があります。
さて、そんな忙しい毎日。
しかも今年の梅雨は長雨で、全く晴れませんでしたね。
おかげで(?)、機材を一つ増やしてしまいました。
タカハシ EM-10 USDです。
事故でした。
SP赤道儀のGOTO化が、大体完成していて、工作の対象として燃えるものがなくなったなぁと思っていたんです。
また、SP赤道儀の積載可能重量は5Kgともいわれているようですが、5Kg乗せると写真は撮れないでしょうし、軽い鏡筒に限られるのも確か。
一度はタカハシ製品を使ってみたいというのもありましたし、出物がないかウォッチしていたところでした。
そんな中、EM-10 USDが某オークションで出品されており、ちょっと参加してみたら、4万円ほどで落札できてしまいました。
ハンドコントローラーがありませんでしたし、ジャンク品として出品されていて詳しい動作説明もなかったので、博打のような商品だったからでしょう。
届いた品は、金属部に錆は出てましたが磨いたら綺麗になったし、軸の回転もスムーズだったので、多分使えると思います。
(まだ試してません)
写真には写ってませんが、ウェイトはついてました。
ハンドコントローラーは自分で作ってもいいと思いますし、どうせGOTO化するので、モーターさえついていて、それが動作すればOKです。
そういう意味でも、EM-10Bではなくて、USDだったのも良いですね。
あんまり詳しくなかったのですが、EM-10Bは16倍速なところ、USDは50倍速の仕様です。
もう少し電力を入れれば、ちょっと速くすることも可能かもしれません。
EMシリーズは、モーターが内蔵されているし、ギアの仕様が最近の製品と合わないので、気軽にモーター交換できませんし、この部分はポイントが高いです。
モーターを特注したり、ギアを特注したりしている猛者もいるようですが、この赤道儀にそこまでのコストをかけるくらいであれば、別の製品にした方が幸せになれるかなと、個人的には思います。
届いた商品も、モーターはついてました。
良かった。
USDはコントローラがかなり出っ張っていますね。
これはスリム化したいところ。
せっかくモーターも内蔵でスマートな赤道儀なので、電源とハンドコントローラを接続するだけの仕様としたいです。
基板も大きそうですね。
まずは、元々のコントローラ基盤が生きているのかどうか確かめてから、コントローラ自体を製作して置き換える作戦でいきたいと思います。
ハンドコントローラの端子は8ピンです。
これは手持ちに対応するプラグがないので、調達しないといけません。
ほんとは秋葉原に行きたいのですが、昨今のコロナの状況だと止めた方がいいでしょうね。
通販は送料ばっかりかかるし、私は店頭で部品を探すのが好きなのでつらいのですが、仕方ありません。
しかし、ハンドコントローラの回路が分かりません。
多分プッシュスイッチで短絡してるだけだとは思うんですが。。
反対側。
今さらですが、ウォーム軸には蓋がされていて、微動はありません。
古い赤道儀なのに、ビクセンとは思想が違っていて面白いですね。
おかげで、ウォームの状態とかはまだよく分かりません。
(ハンドコントローラや電源コードもありませんしね。)
クラッチを緩めると、SP赤道儀とはレベルの違うスムーズさで回転したのでかなり驚きましたが。
極軸望遠鏡。
見やすくていいです。
三脚は木製。
すごく重いです。
錆が出てましたが、軽く磨いたらけっこう綺麗になりました。
ピカールすごい。
三脚台座もけっこう大型だし、三角版も大きいので、運ぶときは大変ですね。
しっかりはしてますが、伸縮するタイプなので、そこまでの剛性はないかもしれません。
遠征のときは工具があった方がいいかも。
三脚はビクセンのHALとかの方が好みです。
コンパクトで運びやすいし。
この三脚は、ちょうどいいサイズのカバーを探すのは大変そうです。
さて、また相当古い製品を買ってしまいました。
時間を見つけてちょっとずつ現代風に仕上げていきたいと思います。
スーパーポラリス80Mの極軸望遠鏡照明用ペンライトを準備した。
昔のビクセンの赤道儀って、極軸の先に、こういうアダプタをつけるようになっていますね。
ペンライトを差し込むことで、極軸の照明装置として使えるようになっています。
しかし、私が望遠鏡を中古で購入した時には、このアダプタに入るペンライトは付属していませんでした。
やはり、極軸望遠鏡の照明はないと不便なので、ペンライトを準備することにしました。
ダイソーのLEDライトを買ってきました。
サイズは残念ながら合っていません。
このライトは、フードのようになっている部分にLEDが仕込まれているので、このフードの部分を取ることはできません。
というわけで、3Dプリンタでアダプタを出力しました。
めずらしく、一発でぴったりのものが出力できました。
望遠鏡側も、まぁぴったりと言っていい感じ。
電池を入れてみましたが、重みで落ちてしまうこともなさそうです。
真下に向けても、とりあえずは大丈夫でした。
望遠鏡側の差込口は、もう少し長くても良かったかな。
スーパーポラリス80Mの赤緯モーターを取り付けた。
赤緯モーターの取り付け用のネジの仕様が分からずに、色々調査をしていました。
3Dプリンタでサイズを変えつつ、合うネジを探していたのですが、、
これ、案外しっかり止まってるな、と思いました。
赤緯体側のネジ穴も、少し盛り上がっているため、ここがぴったりはまるように、モーターブラケットも落とし込み加工をしています。
そのため、この盛り上がった部分がブラケットの落とし込みの穴にはまり、ネジで止めなくてもずれるような感じはありません。
・・もうプラネジでも大丈夫なのでは・・・
プラネジを2本出力して、止めてみました。
加えて、赤緯体の丸い部分に沿うように、できるだけ密着部分を増やすようにモーターブラケットも形を変更しました。
可能な限りネジに負担がかからないようにとの配慮です。
けっこう強固に止まっていて、いけそうな気配です。
また、頭を六角形にして、スパナを使って慎重に締めてみました。
さすがに工具を使うとどこまでも回せてしまうので、どの辺が適正なトルクなのか難しいです。
けずれたプラスチックがウォームギアの方に落ちても嫌だし、加減が難しいですね。
指でもう回せないなというところまで締めた後、少しだけスパナで締めました。
多分5度くらい。
上からアリミゾをとりつけ。
あと0.3㎜くらいネジの頭を厚くしておけば、アリミゾでプラネジが押さえられるようにできたかもしれませんね。
ベルトは、こちらも138歯のものを取り付けました。
動作確認中の様子。
問題なく動作しています。
ケーブルの取り回しがちょっと心配ですね。
油断してるとベルトに巻き込まれそう。
ベルト部分のカバーがあった方がよさそうです。
特に赤緯体。
赤経のモーターは動かないので、最初に避けておけばケーブルが当たることもないのですが、赤緯体はくるくる回るので、角度によってはケーブルが当たりそうで怖い感じ。
SP赤道儀前期型の赤緯モーター取り付け部のネジについて調べた。
M6のメートルねじ。。入らない。
私のSP赤道儀は、前期型なので赤緯軸のモーターを取り付けるブラケットがついていません。
そのため、ウォーム軸を固定するところにあるネジ穴を使う形になるのですが、このネジ穴のサイズがよく分かりませんでした。
M6のネジを入れようとすると、1回転くらいしたところで止まってしまいます。
穴の径は5㎜なので、ネジ山の分をいれると6㎜程度の呼び径になるのかなと思います。
ぱっと見た感じ、ピッチは1㎜よりも大きそうです。
ダイスとタップのセットの中に、ピッチゲージが入っていたことに気付いたので、測ってみました。
1.5だと、さすがに大きすぎるようです。
1.25で、大体あっているようでした。
ピッチゲージって、ナット側のピッチを測定するようにはできていないようで、これで間違いない、という感じにはなかなか測れません。
ちなみに、ピッチ1.0だと、やはり細かすぎてマッチしませんでした。
さらに、インチサイズであることも考えられるので、なんともいえませんね。
仕方ないので、3Dプリンタでちょっとずつ大きさを変えながら、色々出力してスムーズに入るサイズを探ってみました。
印刷したネジたち。
おお!これは。。
入った!!
ちょっと隙間が大きめのようですが、スムーズにねじ込めて、最後までねじ込むとしっかりとめられるようです。
呼び径は、5.7㎜くらい。
見づらいですが、ピッチは1.25です。
メートルネジの並目だと、M6はピッチ1.0で、ピッチ1.25になるのはM8です。
そして、インチネジの、1/4は大きすぎて入りませんでした。
ひとつ小さいインチネジは12番で、外形が5.5㎜、ピッチが1.05㎜です。
困りました。
けっこう特殊なネジだったんですね。
外径6mm弱で、ピッチ1.25㎜付近のネジを探してみましたが、ざっと見た感じだと発見できませんでした。
メートル粗目ネジというのに、M6×1.25というのがあったので、これかもしれませんが、タップは売られていたものの、ネジは発見できません。
検索しても、何故かタップしかヒットしない。
欲しいのはオネジなので、百歩譲ってもダイスだ。。
秋葉原に行って、ネジに西川とかに相談するしかないんだろうか。
そういえば、1/4のネジだと、ピッチが1.27㎜なので、かなり近い感じです。
しかし、外径が6.3㎜なので、入らなかったのでしょう。
1/4のネジの周囲を、少し削ればいいんだろうか。
それか、強度は良く分かりませんが、3Dプリンタで出力したネジで止めてみるというのも、もしかしたらありかもしれません。
赤道儀側のネジ穴の周囲が盛り上がっているので、ここに当たる部分は落とし込みのような加工をしていますし、ぴったりで作れば、ネジで押さえる力はそんなに必要ないという可能性も。。
スーパーポラリス80Mの鏡筒に巻くマジックテープを買った。
スーパーポラリス80Mのフード部分には、ヒーターを仕込んで上からアルミシートで巻いてしまっています。
そのため、ヒーターの電源のラインがぶらぶらしていました。
バッテリーは携帯充電用のモバイルバッテリーから取る予定なのですが、その固定の方法も考えないといけません。
とりあえず、電源のラインをぶらぶらしないようにするために、マジックテープのバンドを買ってみました。
これもダイソー。
なんでもありますね。
3か所巻いてみました。
モバイルバッテリーも、工夫すればこのマジックテープで巻いておくくらいで固定できそうですね。
鏡筒のRにフィットするような、バッテリーのホルダーを3Dプリンタで出力すれば、マジックテープで巻く程度で固定できそうです。
これはお手軽に解決しそうな予感。